食品製造業が生産管理システムを検討するとき、金属加工や電子部品向けにつくられた汎用的な生産管理システムをそのまま導入すると、賞味期限管理やロットトレーサビリティといった食品業種特有の要件が抜け落ちてしまうことがあります。導入してから「賞味期限の自動計算ができない」「原材料のロットまでさかのぼれない」と気づき、結局はExcelや紙の台帳を併用し続ける、という相談も少なくありません。本記事では、タイ・ASEANで食品工場を運営する日系企業の生産管理担当者・工場長・情報システム担当者に向けて、食品向けの生産管理システムに求められる必須機能、タイ拠点特有の規制論点、選定時のチェックリストを解説します。
食品業種の生産管理システムが一般的な生産管理システムと違う理由
一般的な生産管理システムは、部品表(BOM)に沿って原材料を投入し、決まった工程を経て製品を完成させるという「投入量と産出量がほぼ一致する」前提で設計されています。金属加工や電子部品組立、射出成形のように、材料の重量や個数がそのまま製品の数量に反映される業種であれば、この前提で十分に機能します。
ところが食品製造業では、この前提が成り立ちません。原材料は個体差があり、加工工程では歩留まりが日ごと・ロットごとに変動します。たとえば鶏肉の加工では、同じ仕入重量であっても脂肪含有率や骨の大きさによって可食部の歩留まりが変わりますし、青果を原料にする製品では水分量や糖度が季節によって変動します。さらに、製品には賞味期限・消費期限という時間軸の制約が加わり、原材料の入荷ロットから製品の出荷先までを双方向にたどれる体制が求められます。アレルゲンの混入防止、GMP(Good Manufacturing Practice)やHACCPに基づく監査対応の記録も、食品業種であるがゆえに避けて通れない要件です。

つまり、食品業種向けの生産管理システムは「一般的な生産管理システムに、食品特有の管理項目を後付けする」のではなく、賞味期限・ロット・歩留まりという食品業界特有の変数を最初から前提にした設計になっているかどうかが問われます。仮に汎用システムをカスタマイズで対応させようとすると、賞味期限の再計算ロジックやロットの双方向検索といった機能は改修範囲が大きくなりやすく、結果的にパッケージ製品を選ぶよりも初期費用・保守費用が膨らむことがあります。
すでに稼働している生産管理システムが老朽化し、食品業種特有の要件に対応できずに現場でExcelや紙の台帳を併用しているケースも少なくありません。このまま延命保守を続けるか、思い切ってリプレースするかの判断は、老朽化したシステムのサポート切れ時期や改修コストだけでなく、食品業種特有の機能が今後どこまで必要になるかも含めて検討する必要があります。リプレースを検討する際の判断材料は生産管理システムの老朽化リプレース判断でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
食品業種に必須の5つの機能
食品製造業向けの生産管理システムには、一般的な生産管理システムには標準搭載されていない、次の5つの機能が事実上の必須要件になります。
1つ目は、賞味期限・消費期限の自動管理とFIFO(先入れ先出し)の自動化です。製造日とロット番号から賞味期限を自動計算し、期限が近い在庫や期限切れ在庫を出荷前にアラートで検知する仕組みが求められます。出荷指示の際にも古いロットから優先的に引き当てるFIFOの自動化が標準機能として搭載されているかが選定の分かれ目になります。手作業でFIFOを管理していると、倉庫担当者の経験と勘に依存してしまい、担当者が交代した途端に期限切れ在庫が発生するリスクが高まります。
2つ目は、ロットトレーサビリティです。原材料の入荷ロットから、加工・充填・包装を経て、最終的にどの出荷先のどの製品ロットになったかを双方向に追跡できる必要があります。これは平時の品質管理だけでなく、万一のリコール発生時に「どこまでの範囲を回収すればよいか」を迅速に特定するための生命線になります。たとえば特定の原材料ロットに異物混入の疑いが生じた場合、そのロットを使用した製品ロットと出荷先を数分で洗い出せるかどうかで、回収範囲の広さと対応コストが大きく変わります。トレーサビリティ制度そのものへの対応(FSMA204やタイの規制動向を含む)については、食品工場のトレーサビリティシステムで詳しく取り上げていますので、本記事では生産管理システム選定の観点に絞って解説します。
3つ目は、歩留まり管理です。食品は原材料の個体差(水分量、脂肪含有率、大きさのばらつきなど)によって、投入量に対する産出量が工程ごとに変動します。一般的な生産管理システムはこの変動を前提としていないため、標準原価と実際原価の差異が把握しづらくなります。食品業種向けのシステムでは、工程ごとの実績歩留まりを記録し、原価計算にフィードバックする機能が重要になります。歩留まりの実績データが蓄積されると、原材料の仕入先ごとの品質差や、季節による歩留まりの傾向も可視化できるようになり、仕入交渉や生産計画の精度向上にもつながります。
4つ目は、アレルゲン管理です。同一ラインで複数のアレルゲンを含む製品を製造する場合、原材料マスタにアレルゲン情報を登録し、製造計画の段階でコンタミネーションのリスクを可視化する仕組みが必要です。洗浄工程の記録と組み合わせて、切替時の管理記録を残せるかどうかも実務上のポイントになります。特に輸出先が複数国にまたがる場合、国ごとにアレルゲン表示のルールが異なることもあるため、製品マスタと表示ルールを紐づけて管理できると、ラベル発行時の確認作業を減らせます。
5つ目は、GMP・HACCP監査対応の記録機能です。原材料の受入検査記録、温度管理記録、洗浄記録、ロットごとの製造記録などを、監査の際にすぐに帳票として出力できる状態で保持しておく必要があります。紙の記録や個別のExcelファイルで管理していると、監査対応のたびに膨大な突合作業が発生し、担当者の負荷が監査の直前に集中してしまいます。生産管理システム側で記録項目のテンプレートを用意し、日々の実績入力がそのまま監査帳票につながる設計になっているかどうかを、デモの段階で確認しておきたいところです。

これら5つの機能を、一般的な生産管理システムの標準機能と対比すると、次のようになります。
| 機能領域 | 一般的な生産管理システム | 食品業種向けに必要な機能 |
|---|---|---|
| 在庫管理 | 数量・金額ベースの在庫管理 | 賞味期限別在庫管理・FIFO自動化 |
| 追跡管理 | 製造ロット単位の記録 | 原材料〜製品の双方向ロットトレーサビリティ |
| 原価管理 | 投入量=産出量を前提とした標準原価 | 工程別の実績歩留まりを反映した原価計算 |
| 品質管理 | 検査結果の記録 | アレルゲン管理・洗浄記録・切替管理 |
| 監査対応 | 一般的な生産実績帳票 | GMP・HACCP監査向けの記録帳票の即時出力 |
なお、食品製造業向けのシステムでは、賞味期限別在庫管理、原材料入荷から出荷までのトレーサビリティ情報管理、ロット管理、産地管理、不定貫商品管理、レシピ管理までが標準搭載される例が多く、投入量に対して産出量が変動する食品特有の歩留まり管理が一般的な生産管理システムに無い代表的な要件として指摘されています。
パッケージ製品とカスタム開発、どちらを選ぶか
食品業種向けの機能を実現する手段としては、大きく分けて「食品業種向けにあらかじめ設計されたパッケージ製品を選ぶ」方法と、「汎用ERP・生産管理システムをカスタマイズで対応させる」方法の2通りがあります。パッケージ製品は、賞味期限計算やロットトレーサビリティといった機能がすでに標準搭載されているため、初期導入のスピードが速く、他社での導入実績に基づくノウハウも期待できます。一方でカスタマイズは、自社独自の工程や帳票フォーマットに合わせやすい反面、改修範囲が広がりやすく、バージョンアップのたびに追加改修が必要になるケースもあります。
タイ拠点のように、限られた情報システム要員で複数拠点を見なければならない環境では、標準機能でカバーできる範囲が広いパッケージ製品を軸にしつつ、どうしても譲れない独自要件だけをアドオンで対応する、という組み合わせが現実的な落としどころになることが多いです。
判断の目安としては、賞味期限計算・FIFO・ロットトレーサビリティといった食品業種共通の機能はパッケージの標準機能に任せ、自社独自の帳票フォーマットや、特定の得意先から指定される固有の出荷ラベル様式など、他社と差別化が必要ない部分にまでカスタマイズ費用をかけていないか、見積もり段階で棚卸ししておくとよいでしょう。カスタマイズ範囲が広がるほど、将来のバージョンアップ時に追加の改修費用が発生しやすくなる点にも注意が必要です。
タイで食品を製造・輸出する場合に効いてくる規制論点
タイ拠点で食品を製造・輸出する場合、生産管理システムの選定は国内規制の動向とも切り離せません。タイの食品生産額は2021年の350億ドルから2026年には370億ドルへ拡大すると予測されており、タイはツナ缶詰・米・加工鶏肉の世界的な輸出国として、自動化とトレーサビリティが輸出要件の前提になりつつあります。
規制面では、タイへの食品輸出について2021年4月11日以降、酒類や一部の鮮魚・青果を除くほぼ全ての食品で、製造施設のGMP証明書等の提出が輸入時に必要になりました。タイFDAは、PIC/S加盟国・米国FDA・欧州EMA・日本のPMDAが発行するGMP証明書を相互承認の対象としており、日系食品工場にとっては既存の認証をタイでの輸出手続きに活用できる余地があります。裏を返せば、GMP証明書に紐づく製造記録や検査記録を、いつでも第三者に提示できる状態で維持し続ける必要があるということでもあります。
2026年のタイFDAの食品輸入審査では、ラベル表示の適合性とデジタル許可証との連携確認が重点項目になっています。2024年11月27日付でGMP関連の通知が更新されており、輸入手続きの効率化が目的とされています。生産管理システム側では、こうした規制対応に必要な記録(製造日・ロット番号・原材料の産地情報・検査結果など)を、監査や輸出審査のタイミングで即座に取り出せる状態にしておくことが実務上の課題になります。書類を探す作業自体に時間がかかるようでは、審査対応のスピードで競合に後れを取りかねません。

またタイの食品衛生行政は保健省と農業協同組合省が所管しており、HACCP認証やコードオブコンダクトの普及が進められています。賞味期限表示については、製造年月日・賞味期限年月日等いずれかの記載が必要とされており、日本本社向けの表示ルールとタイ国内向けの表示ルールが混在する製造ラインでは、システム上で賞味期限の計算ロジックを製品・仕向地ごとに切り替えられるかどうかも確認しておきたいポイントです。輸出先の国や地域によって、賞味期限の算出基準(製造日基準か、検査完了日基準かなど)が異なることもあるため、製品マスタに仕向地別のルールを持たせられる柔軟性は、将来的な輸出拡大を見据えるうえでも重要な観点になります。
さらに、ProPak Asiaなどの食品業界向け展示会では、食品業向けの自動化機械・食品ロボティクス・AI/IoT活用が引き続き主要テーマとして扱われており、タイ政府のThailand 4.0政策のもとでスマート工場化への投資が加速しています。生産管理システムの刷新は、こうした自動化投資と合わせて計画されることが多く、複数拠点で生産管理の仕組みを統一したいという相談も増えています。複数拠点をまたいだ生産管理の統合については、複数拠点の生産管理システム統合で詳しく解説していますので、タイと日本本社、あるいはタイと他のASEAN拠点をまたいで生産管理を統一したい場合はあわせてご覧ください。
導入の進め方
食品業種向けの生産管理システムは要件が多岐にわたるため、最初から全ての機能を一度に稼働させようとすると、現場の負荷が高くなり、導入自体が頓挫しかねません。実務的な進め方としては、まずバーコードスキャンだけで完結する項目からシステム化し、温度記録のように手入力が必要な項目は段階的に移行していくのが現実的です。
たとえば、原材料の入荷検品と製品出荷時のロット引き当ては、バーコードとハンディターミナルの組み合わせで比較的早期にシステム化できます。一方、加熱工程の温度記録や官能検査の結果のように、現場担当者の目視・手入力に頼らざるを得ない項目は、まず紙やExcelとの併用を許容しつつ、システム側の入力画面を現場のオペレーションに合わせて調整してから移行するほうが、定着率が高くなります。
特に中小規模の食品工場では、システムを自社の既存の運用に無理に合わせようとするよりも、システムの標準機能に運用を合わせるほうが、カスタマイズコストを抑えられるという指摘があります。生産管理システムの選定段階から、自社の運用のどこを標準機能に合わせられるか、逆にどうしても譲れない独自の運用は何かを整理しておくと、導入後の手戻りを減らせます。
段階導入を進めるうえでは、現場担当者への教育とKPIの設定も欠かせません。「賞味期限切れによる廃棄率」「リコール時の追跡にかかる時間」「監査対応の準備工数」といった指標を導入前に把握しておき、システム稼働後にどれだけ改善したかを定点観測できるようにしておくと、経営層への説明もしやすくなります。また、既存システムから新システムへのデータ移行では、原材料マスタや製品マスタにアレルゲン情報や賞味期限計算ロジックといった新しい項目を追加する作業が発生します。移行対象のマスタ件数が多い場合は、移行のためのデータクレンジング期間を計画に織り込んでおくことをおすすめします。
原材料の調達から生産計画への連携も、食品製造業では重要な論点です。旬や産地によって仕入価格や品質が変動する原材料が多いため、購買・受発注の仕組みと生産管理システムがどこまで連携できるかも確認しておきたいところです。購買・受発注の仕組みについては購買管理システムの選び方でも取り上げていますので、生産管理システムとあわせて検討する際の参考にしてください。
生産管理システムを選ぶときのチェックリスト
食品業種向けに生産管理システムを選定する際は、次のようなチェックポイントを比較表として整理しておくと、複数ベンダーの提案を横並びで評価しやすくなります。
| チェック項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 賞味期限の自動計算 | 製造日・ロット番号から賞味期限を自動算出し、出荷前にアラートを出せるか |
| ロット双方向追跡の粒度 | 原材料ロット〜製品ロットまでを何段階でさかのぼれるか、リコール時の絞り込み精度はどうか |
| 歩留まり・配合変動への対応 | 工程ごとの実績歩留まりを記録し、原価計算に反映できるか |
| アレルゲン管理 | 原材料マスタにアレルゲン情報を登録し、製造計画時にリスクを可視化できるか |
| GMP監査で提出する帳票 | 受入検査記録・温度記録・洗浄記録・製造記録を、監査の場ですぐ帳票出力できるか |
| 段階導入のしやすさ | バーコードで完結する項目から先行稼働させ、手入力項目を後から移行できる設計か |
| 拠点間の連携 | タイ拠点と日本本社、他ASEAN拠点との生産管理の統一・連携がどこまで可能か |
これらの項目のうち、特に賞味期限の自動計算とロット双方向追跡の粒度は、デモンストレーションの際に実際のデータを使って動作確認しておくことをおすすめします。カタログ上は「トレーサビリティ対応」とうたっていても、実際には出荷実績の一覧をロット番号で絞り込めるだけで、原材料までさかのぼれない製品も存在するためです。
またチェックリストには含めていませんが、サポート体制も見落とされがちな確認事項です。タイ拠点で稼働させる場合、日本語でのサポートが受けられるか、タイ現地でのオンサイト対応が可能か、障害発生時の一次切り分けにどの程度の時間がかかるかは、実際の運用フェーズで効いてきます。デモや提案の段階で、導入後のサポート窓口の体制まで具体的に確認しておくと、稼働後のトラブルを最小限に抑えられます。
さらに、比較検討の段階では複数ベンダーに同じシナリオでデモを依頼することをおすすめします。たとえば「特定の原材料ロットを指定して、そのロットを使用した製品ロットと出荷先を何秒で一覧表示できるか」「賞味期限が3日以内に迫った在庫を自動で抽出できるか」といった具体的なシナリオを共通の評価軸にすると、カタログスペックだけでは見えない使い勝手の差が明確になります。
FAQ
食品業界向けの生産管理システムとは何ですか。
食品製造業に特有の賞味期限管理、ロットトレーサビリティ、歩留まり管理、アレルゲン管理、GMP・HACCP監査対応の記録といった機能を備えた生産管理システムを指します。一般的な生産管理システムに、これらの機能をアドオンとして追加している製品と、食品業種向けに最初から設計されている製品があります。
一般的な生産管理システムとの違いは何ですか。
最も大きな違いは、投入量と産出量が一致することを前提にしているかどうかです。一般的な生産管理システムは部品表に基づく数量管理が中心ですが、食品業種向けのシステムは、原材料の個体差による歩留まりの変動、賞味期限という時間軸の制約、双方向のロットトレーサビリティを前提に設計されています。
タイで食品工場を建てる場合に必要な認証は何ですか。
タイ国内で食品を製造・輸出する場合、タイFDAへの届出やGMP証明書の取得・提出が必要になります。PIC/S加盟国・米国FDA・欧州EMA・日本のPMDAが発行するGMP証明書はタイFDAの相互承認の対象となっているため、日本本社ですでに取得している認証を活用できる場合があります。詳細な要件は所管当局や専門家に確認することをおすすめします。
クラウド型とオンプレミス型はどちらを選ぶべきですか。
複数拠点で生産管理データを統一的に参照したい場合や、情報システム要員が限られている場合は、サーバー運用の負荷が軽いクラウド型が選ばれることが多い傾向にあります。一方、工場ネットワークの独立性を重視する、あるいは既存の基幹システムとの連携を密に行いたい場合はオンプレミス型が適することもあり、拠点数や既存インフラの状況に応じて判断するのが現実的です。
既存の会計システムとの連携は可能ですか。
多くの生産管理システムは、原価データや在庫評価額を会計システムに連携するインターフェースを備えています。ただし、歩留まり変動を反映した実際原価をどこまで自動連携できるかは製品によって差があるため、選定段階で自社の会計処理の粒度に合わせて確認しておく必要があります。
導入にはどのくらいの期間がかかりますか。
工場の規模や既存システムとの連携範囲によって幅がありますが、バーコード運用が中心の項目から段階的に稼働させる進め方であれば、初期稼働までを数か月単位で計画し、手入力項目や監査対応帳票の整備を含めた全体最適化にさらに数か月をかけるケースが一般的です。
既存の生産管理システムが古くなった場合はどう判断すればよいですか。
食品業種特有の要件(賞味期限自動計算、ロット双方向追跡、歩留まり管理)にどこまで対応できているかを軸に、リプレースの要否を判断するのが実務的です。判断基準の詳細は関連記事もあわせてご確認ください。
まとめ
食品製造業向けの生産管理システムは、賞味期限管理とFIFOの自動化、ロットトレーサビリティ、歩留まり管理、アレルゲン管理、GMP・HACCP監査対応の記録という5つの機能が、一般的な生産管理システムには無い実質的な必須要件になります。タイ拠点で食品を製造・輸出する場合は、GMP証明書の相互承認や2026年のラベル・デジタル許可証審査の重点化といった規制動向も踏まえて選定する必要があります。導入はバーコードで完結する項目から段階的に進め、中小規模であればシステムの標準機能に運用を合わせる発想を持つと、コストを抑えながら定着させやすくなります。
自社の食品工場にとって何が本当に必要な機能なのか、また既存システムのどこをリプレースすべきかは、工場ごとの製造工程や取引先の要求事項によって変わります。検討段階でも構いませんので、現状の課題を整理したい場合はお気軽にご相談ください。詳しくはお問い合わせページよりご連絡ください。
参考情報
- 食品製造業における生産管理システムの必須機能
- 食品工場のトレーサビリティとPOSに関する解説
- 食品業界における生産管理システム導入の実務ポイント
- 食品製造業向け生産管理システムの標準機能解説
- Thailand prepares for the future food industry
- タイ向け食品等の製造施設のGMP証明書に関する情報
- Thailand FDA regulations of food manufactured or imported in Thailand
- The complete guide to importing food products into Thailand for international brands
- Thai FDA compliance guide for importers and manufacturers
- タイの食品衛生行政に関する資料
- Smart Manufacturing World